わたしの婚活回想記

婚活を経て結婚した女の戯言ブログ

一度きりの過去の栄光に縛られてませんか

最近ふと気づいたことがあります。

 

過去に一度でも身分不相応なハイスペな男性とお付き合いを経験した女性は、

男性に対する目線が上がってしまい、

結果的に婚期を逃していると言うことに。

 

 

私の前職の同期みきちゃん(仮名)の話をしましょうか。

 

みきちゃんは愛想がよく性格も朗らかな良い子です。

ただ見た目も学歴も家柄もその全てが平均です。

 

クラスの中で目立ちもしなければ、

別にいじめられっ子でもない、

同じようなタイプの3人くらいで

いつもつるんでいる可もなく不可もない子とでも言えば、皆さんも想像しやすいでしょうか。

 

みきちゃんは取り立てて美人ではないけれど、

明るく誰とでも仲良くなれる子です。

 

 

この手のタイプの女性は、一般的には結婚が早い傾向にあります。

それは高望みなどをすることがなく、

ましてやよそ見などをすることもなく、

学生時代からの彼と数年の交際期間を経て、

すんなりと結婚する子が多いからです。

 

 相手の男性も似たタイプで、

派手ではないものの穏やかな家庭を築いていく子が多い印象があります。

 

さて、そんな一般的には結婚が早いタイプに

分類されるみきちゃんですが、

社会人2年目の24歳の頃に、学生時代のバイトの先輩で、

現在はあの三◯商事にお勤めする男性とお付き合いすることになりました。

 

おそらくその彼も合コンなどで出会う女性よりも、

昔からの知り合いであるみきちゃんといることで心が落ち着いたのでしょう。

 

しかも彼は高身長でくっきりとしたお顔立ちのイケメン。

 

話を初めて聞いた時には、みきちゃんには大変失礼ながら、少女マンガのような展開だなと驚いたものです。

どこにでもいる普通の女の子が、

王子様のような男性に見初められるという王道の少女マンガそのものではありませんか!

 

そして彼とお付き合いをするにつれて

みきちゃんは少しずつですが変わっていきます。

 

彼は過去に出会った女性達から、

彼女ができてもなおモテ続けます。

 

彼女たちはCAやアナウンサー、モデルにミスコン経験者など美女揃い。

しかも見た目だけではなく、賢さも兼ね備えた完璧な女性ばかり。

それもそのはず、何たって三◯商事のイケメンですからね。そりゃモテますよ。

 

みきちゃんはそこでどう感じたかというと、

「そんな美女たちに勝って、選ばれた私」

に、酔ってしまったんですね。

 

「なんで彼は私なんか選んだんだろう♡

だって彼の周りの女性たちすごいんだよぉ♡」

 

と、謙遜してるようで盛大な自慢を繰り広げる日々…

 

しかし結果的に彼とは3ヶ月ほどであっさりと破局してしまいます。

 

おそらく彼は知性も美貌も兼ね備えた完璧女子に乗り換えたと予想します。

だって彼の同期や先輩たちの彼女や奥さんは、

みな美人で頭も良い人ばかり。

 

男はやっぱり美人に弱いものです。

周りから羨ましがられる美女を連れていることは、それだけで承認欲求が満たされるでしょう。

 

トロフィワイフという言葉があるように、

今まで努力した自分へのご褒美とも取れるほどの美女を捕まえたいと思うのは、

当然の感情だと思います。

 

みきちゃんの性格が変わってしまったことが原因ではないかと思う人もいるでしょう。

私はほとんど関係ないと思います。

変わったと言ってもほんの些細な変化だけです。だからみきちゃんと彼の運命は、どうあがいても変わらなかったと思っています。

 

身分違いの恋は現実では叶いにくいのです。

 

さてさて、その後のみきちゃんはというと…

たった3ヶ月程度といえど、一度はみんなの憧れ三◯商事男性と付き合った経験から、

男性選びの目線が完全に上がってしまいました。

 

しかし申し訳ないけど、みきちゃんはいたって普通の女性です。

美人でもないし華があるタイプでもありません。

そんな女性がモテる世界に身を置いている男性から、見初められるなんてドラマかマンガの世界しかないわけですね。

 

そしてみきちゃんは33歳になった現在も独身です。

 

皆さんももし一度でも周りが羨むような男性と付き合ったことがあったとしても、

その過去をもって自分の市場価値を過信することのないようにしましょう。