わたしの婚活回想記

婚活を経て結婚した女の戯言ブログ

クリスマスの悲しい思い出

私はこの時期になるとつらく苦しい

最低最悪なひとつの恋愛を思い出します。

 

それは3年前、30歳になったばかりの頃、

当時付き合っていた彼氏と突如連絡がほとんどつかなくなりました。

 

私の30歳の誕生日には一緒に旅行に行ったりして、

良好な関係を築けていると思っていました。

 

しかしあんなに楽しく過ごせたと思っていた旅行から帰ってきてから、

彼の様子がどうもおかしいのです。

 

今までは必ず一日一度は連絡を取り合っていたのに、

突然それが三日に一度になり、五日に一度になり…

 

その時はもう不安で不安でしかたありませんでした。

当時つけていた日記には一体私の何がいけなかったのか、

必死に自問自答している悲痛な叫びが残っています。

 

連絡が来なくなり始めた時、彼は言いました

「仕事が忙しい」

 

 私は、

「仕事ができる人は大変だよね。色々任されてしまうものね。私のことは気にしないでね」

 と努めて優しく理解のいい彼女を演じました。

 (今思えば自動車メーカーの生産管理という極めてルーティンな仕事で、あそこまで疲弊するって余程仕事のできない男だなと思いますけどね)

 

そしてお次は

「忙しすぎて体調が悪い」

この時も無理をしないようにと言い続けました。

 (これも今思えば毎日19時過ぎには家に着いてたくせに何言ってんだよって感じですけどね。

酒の飲み過ぎだろーが)

 

 

3週間近くぶりにようやく会えた日。

街はイルミネーションが始まろうとしている頃でした。

お散歩がてらイルミネーションを見ようと提案するも、

彼は不機嫌そうに「面倒くさい」と一言。

 

私は必死に明るく振舞って、

じゃあご飯食べようか!

と近くのレストランを探し始めます。

彼は自分では一切探そうとしません。

私は寒空の中いくつか提案し、彼が気に入ったレストランへ。

 

余談ですがこの彼はいつも自分が食べたいもの基準で選んでました。

こちらに合わせる気は一切なし。

思い出せば出すほどクソ男ですね笑

 

 

彼はいつも浴びるようにお酒を飲みます。

この日もあっという間に5杯近くを流し込みます。 

そして酒に酔うと気が大きくなるのですが、

この日は明らかに今までと違いました。

 

長らく確執があったという亡き父との話をし始め、母親がどれだけ苦労したかを悲劇のヒーロー的な感じで語りはじめます。

 

私はただ頷いて聞いてましたが、

「お母さんも苦労されたけど、でも最後まで寄り添い続けたってことは愛があったんだろうね」

と言ったら突然不機嫌に。

 

何も話さなくなったかと思えば、

勝手にお会計を済ませ私を残して店を出てしまったのです。

 

全く意味がわかりませんでした。

一体何が起きたのか。

 

今思えば彼は軽いアルコール依存症たったのでしょう。

そして軽いメンタル系の疾患持ちでもあったのではないかと思います。

 

これも今だから分かりますが、
彼はマザコン気味で私との約束は忙しくて時間がないとかいうくせに、
毎週末、車で片道2時間かけて実家に帰ってお母さんのご飯を食べに行くようなキモい男だったので、
お母さんが自分の嫌いな父親を愛してたと想像することが彼を不機嫌にさせたトリガーだったんでしょうね。

あーもう何から何まで気色悪っ!!!

 

 

彼からはその日の夜に一言ごめんなさいとだけ謝罪の連絡が来たのを最後に、

とうとう連絡は来なくなりました。

 

 

私は自分の放った言葉に問題があるのだと、

何度も何度もLINEを読み返したり、

その日のレストランでの会話を必死に思い出しました。

誤解を与えたかもしれない箇所を想像し、

謝罪LINEなどを書いたりしていました。

(しかしそれを送ったのかは覚えていません)

 

 

でもね、今ならハッキリ分かります。

どんな言葉を送ろうが関係なかったんです。

 

彼は私を好きではなかった。

彼は元カノをひきずっていたのです。

 

だから私が何を言おうと何をしようと、

彼の心には一切響かなかったんです。

 

 

連絡がおざなりにされた時点で

「好かれてない」という証であると

あの時誰かが教えてくれれば、

私も少しは切り捨てる勇気を持てたかもしれません。

 

でも巷の恋愛コラムには、

連絡が少なくなったことは気にしないでおけば大丈夫!とか、

寧ろそれを許してくれた女性を男は最終的には選ぶ!とか、

まぁとにかく連絡が少なくなっても恋愛の終焉ではないんだよと説くものばかりだったんです。

 

というよりも、そう思いたかったから、

そういう記事ばかり探していたのかもしれないですが。

 

  

彼と完全に音信不通になったのは、ちょうど今くらいのタイミングでした。

街がクリスマスムードで華やいでいくのに、

彼氏がいるにも関わらず孤独で、寂しくて、

むなしくて。

 

当時の私はアホ丸出しで、

誕生日を彼と一緒に某高級温泉旅館で過ごしたことをSNS投稿していたので、

周りから二言目には

「彼氏とは順調?」

と聞かれる始末。地獄…

その度にまぁそこそこ。と適当な嘘をついている自分が哀れでなりませんでした。

あの時ほどつらいクリスマスシーズンはありませんでしたね。

 

 

私は彼にせめてクリスマスは一緒に過ごしたいとダメ元で連絡してみます。

あの時送信ボタンを押す手が震えていたのを覚えています。

 

数時間後に、「仕事が落ち着いたら連絡する」という素っ気ない返事が来ました。

内容としては残念なものでしたが、返事が来ただけでも飛び上がるくらいに嬉しくて。

それから私は彼からの連絡をただ静かに待っていました。

 

しかし結局彼からクリスマスまでに連絡が来ることはなく、

念のためと思い私から改めて予定を聞いたところ、

「クリスマスは別で過ごしたい」

との返事。

 

別に遠距離でもなく、お互いの休みが合わないでもないのにクリスマスを一緒に過ごすことができない恋人っていますか。

 

そして沈んだ気持ちにさらに追い討ちをかけることを彼はやってくれます。

12/25の朝、Facebookをブロックされたのです。

 

私は彼からの連絡が少なくなったあたりから、

彼のFacebookを監視することが日課になっていました。

 

クリスマスの朝も彼のFacebookを見ていました。 

そして一度他のページを見た後、

再度彼のページに飛ぼうと思ったら、

彼のページ自体がなくなっていたのです。

最初は何かバズったのだと思い、

一度アプリを落として再度試してみましたが、

やはり同じでした。

 

ブロックされたのだと気付きました。

 

わざわざクリスマスの朝に、

一応まだ彼女である私をFacebookから外すこの人は何なんだろう

 

当時は今よりもブロックするのにいくつかの面倒な工程があったはずです。

彼は面倒な作業をしてもなお私との関係を消したいと思っている。

私は何かこれから恐ろしいことでも、

しでかしそうな女に映っていたのでしょうか。

 

避けられ始めてからは極力負担にならないように、こちらからの連絡は本当に必要最低限しかしなかった。

 

何をされたって文句の一つも言わなかった、

いや言えなかった私がそんなことできるはずないのに。

彼は私のことをきちんと見ていなかったのでしょう。

私の性格すら分かっていなかったのです。

 

レストランで置いてけぼりにするわ、

音信不通にするわ、

挙げ句の果てはクリスマスの朝にFacebookをブロックという史上最低のプレゼントまで与えられた。

 


この人はどうしてここまでむごい事を出来るのだろう。

 

 

そしてこの時やっと目の前の現実を受け入れます。

 

 

彼は私のことなんて好きではない

大切な存在であるなら

そもそも連絡がおざなりになることなんてない

音信不通にされた時点でキッパリ別れを告げて、新しい出会いを探せば良かった。

 

そして私は年末年始休みに入ってすぐに

別れようというLINEを送ります。

今年の汚れ今年のうちにの精神で、

この男とはその年中に片付けたかったのです。

そのLINEは既読にはなりましたが、

とうとう返事は来ませんでした。

最後の最後まで誠意のない男でした。

 

 

長くなってしまいましたが、

巷の恋愛コラムや恋愛関連の本には

音信不通について肯定的に書いているものが

沢山あります。

 

でもその著者ってもう何年も現役で恋愛をしていないおじさんやおばさんではないですか?

 

そんな中年の人が述べる自論を間に受けては絶対にダメです。

携帯が普及していないあんたらの時代と一緒にするな!って話ですよ。

 

 

音信不通にされたらどんなにつらくても、

プライドを持って彼と離れましょう。

そしてその男よりもいい男を見つける為にすぐ新たな出会いを探しましょう。

行動していれば必ず結果はついてきます。

 

事実、私は3年前地獄のどん底にいましたが、

それから2年後の昨年には優しい彼と出会い、

婚約者としてクリスマスを迎えました。

そして今年はその人が無事に夫となり、

この時期を迎えています。

 

昨年、今年とこんなにも幸せで温かな気持ちでクリスマスシーズンを迎えているとは、

3年前の私は想像もしていませんでした。

 

ちなみにその彼の後日談ですが…

彼は35歳の現在、仕事ができないと判断されたのか、遠くタイの製造工場に飛ばされ、

いまだに独身のようです。

ざまーみろ!!!

 

私は当時別れを告げるLINEにすら嫌みの一つ言えませんでした。
本当チキンな女ですよね。

でも神様は見てるんですね。

彼のことは元カレの中で唯一幸せを願っていない男かもしれません。

思い出せば出すほど胸くそ悪くなり、

良い思い出もあっただろうに、

彼の存在そのものが汚物のように気持ち悪く感じられます。

私の人生にはもう二度と関わって欲しくない、

関わりのない遠い世界でどうぞ不幸を味わい続けてくださいという気分です。

 

男性の皆さん、

自分から別れの原因を作って破局した彼女はいつまでも自分を好きだなんて思ってませんか?

大きな勘違いですよ。

好きでもなければご多幸願うこともない、

寧ろ恨まれてる可能性もあると思い直しましょう。

 

 おっと話が脱線しましたね。

この元カレを思い出して当時の怒りがまた蘇ってしまって。失礼しました笑

 

 

クリスマスまで残り1ヶ月と少し。

当時の私と同じで音信不通の男を待ち続けているあなた。

 

無駄です。本当に待ってるの無駄です。

新たな出会い見つけましょうよ!

クリスマスなんて関係ないとかやさぐれず、

頑張りましょう!